初代デジタルモンスターOP「Butter-Fly」は大人の味か?
皆さんはButter-Flyという曲を知っているだろうか。
初代デジモンアドベンチャーのオープニング曲である。
この記事をどのくらいの世代の方が見てくださっているのかは分からない。
読んでいる人がいるのかどうかも分からないのだが、30代前半から20代後半(2022年8月現在)の皆様の多くは校歌か何かのように口ずさむことが出来る。
何なら校歌を口ずさむことはできなくとも、おジャ魔女カーニバルとButter-Flyは口ずさめる方が多いはずだし、カラオケで唄う同級生を目にしたことが一度ならずあるはずである。
聴いたことがない人と忘れかけている人はここで改めて復習しよう。
この歌の歌詞を改めて味わってもらいたいと思った次第です。
何かなんとなくノリと当時の熱い気持ちだけで唄っていた人が多いのではないかと思うが、大人になった今歌詞を味わおう。
この歌の一番いいところは「無限大な~」からの唄っているときの気持ち良さだと思う。
無限大な夢のあとの
何もない世の中じゃ
そうさ愛しい
想いも負けそうになるけど
Stayしがちなイメージだらけの
頼りない翼でも
気っと飛べるさ
Oh my love
なんとなく子供のころから歌っている歌だけど、改めてこの部分を読んでみると、
「無限大な夢のあとの何もない世の中」というのが何にでもなれる気がしていた子供の時代が終わった後の何もない平凡な日々を過ごす大人の時代を差しているように読める。
そんな毎日の中では誰かをいとおしいとか、何かを好きだという気持ちですらくじけそうな時もあるかもしれない。
そんな私の持っている翼なんて大したことがないのだから飛べるはずがないと積み上げてて来たものが頼りなく見えてしり込みしてしまいそうになるけれど、もう一度頑張ろうぜ、Oh yeah。
大体こんな風に読めた。
Butter-Flyの人気はすさまじく、思い出補正もすごいので、2015年から2018年に公開された映画「デジモンアドベンチャー tri.」シリーズと2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の劇中等で使用されているので聴く機会はまだまだある。
そうでなくても毎年8月1日は初代デジモンアドベンチャーの選ばれし子供たちがデジタルワールドに旅立った日なので、いまだにイベントなどで使用されたりもする。
当時こどもたちだった私たちをいまだに応援してくれる歌である。
かくいう私はリアルタイムでは視聴していないのだけれども。